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経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

一口メモ

日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2024年(令和6年)4月号

小さきもの好き
  • 今、根付ねつけが海外の収集家に大人気だ。根付とは、江戸時代に日本で使用されていた印籠や煙草入れなどを帯に下げる、小さな留め具のこと。細かい彫刻で人や動物などを精巧にかたどったものが特に人気で、18世紀後半の象牙の根付(約6㎝)は、日本円にして約3,180万円で落札されたこともあるという。
  • 国内に目線を移すと、カプセルトイがブームを迎えている。硬貨を入れ、レバーを回すと出てくるおもちゃは、近年、趣向を凝らしたものも多く、子供のみならず、大人の心もくすぐっている。1965年に米国から上陸して以来、何度かのヒットを経て、今では市場規模が600億円を超える成長産業だ。
  • 日本人は古今東西、「小さきもの」好き。好きが高じてか、小ささの中に精細な技法を駆使したものづくりをしてきた。根付やカプセルトイはその一つに過ぎない。盆栽や和菓子、箸置き……。さまざまなところで、まさに“小宇宙”を創出している。
  • 昨今、世界のマーケットにおいて影を潜めがちな日本のものづくり。その復活に向けて、古くからの得意分野を活かさない手はないだろう。

2024年(令和6年)3月号

漫画のルーツ
  • いまや日本の漫画といえば、世界中に「MANGA」として親しまれている。そのルーツと言われているのが、平安時代に描かれた国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」。いわゆる「鳥獣戯画」だ。
  • ウサギやサル、カエルなどが人まねをして相撲をしたり、的当てをしたりする様子が面白おかしく描かれている。加えて、どこか人間の世界を風刺しているようにもみえ、現在のギャグマンガに通じる部分があるとされている。
  • 作者や制作目的は判明しておらず、謎多き絵巻物ではあるが、一説には子供たちの教育のために描かれたと言われている。というのも、所蔵する京都の高山寺では、平安時代、貴族の家に生まれた男子が多数、お坊さんの手伝いをしながら教育を受けていた。一年を通して行われる年中行事を教えるだけでなく、「人の世とは…」を子供にもわかりやすく伝えるために、動物を擬人化し、あえて滑稽に描いたのかもしれない。
  • 描かれた約800年前に比べ、複雑かつ混沌とした事象が多い現代。作者だったら、今の世の中をどのように面白おかしく皮肉るのだろうか。そんなギャグマンガをぜひ読んでみたい。

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