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経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

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日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2024年(令和6年)3月号

漫画のルーツ
  • いまや日本の漫画といえば、世界中に「MANGA」として親しまれている。そのルーツと言われているのが、平安時代に描かれた国宝の絵巻物「鳥獣人物戯画」。いわゆる「鳥獣戯画」だ。
  • ウサギやサル、カエルなどが人まねをして相撲をしたり、的当てをしたりする様子が面白おかしく描かれている。加えて、どこか人間の世界を風刺しているようにもみえ、現在のギャグマンガに通じる部分があるとされている。
  • 作者や制作目的は判明しておらず、謎多き絵巻物ではあるが、一説には子供たちの教育のために描かれたと言われている。というのも、所蔵する京都の高山寺では、平安時代、貴族の家に生まれた男子が多数、お坊さんの手伝いをしながら教育を受けていた。一年を通して行われる年中行事を教えるだけでなく、「人の世とは…」を子供にもわかりやすく伝えるために、動物を擬人化し、あえて滑稽に描いたのかもしれない。
  • 描かれた約800年前に比べ、複雑かつ混沌とした事象が多い現代。作者だったら、今の世の中をどのように面白おかしく皮肉るのだろうか。そんなギャグマンガをぜひ読んでみたい。

2024年(令和6年)2月号

咳をしても…
  • 「咳をしてもひとり」。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていた一昨年秋、コロナに罹患した友人からこんなメッセージが届いた。尾崎放哉ほうさいの代表的な自由律俳句を引用し、心細い心境を吐露していた。
  • 間もなく友人の奥さんも感染。二人で隔離生活を余儀なくされた一方、共働きで落ち着いた時間を過ごせていなかった夫婦にとっては、自分たちの生き方を見つめ直す良い機会になったらしい。「咳をしてもふたり」と、その後の様子を伝えてきた。
  • さて、今冬は全国的にインフルエンザが流行。コロナ禍で感染症対策が徹底され、ここ数年インフルエンザの感染者数が激減したことで、抗体が確立されていない人が多いのが原因の一つに挙げられている。特に家族内感染が増えており、一人の感染を機に、「一家全員罹患」というケースも多いという。
  • コロナでもインフルエンザでも療養期間はつらく、心細い。その時、「咳をしてもさんにん」「咳をしてもよにん」…と、逆に家族の絆を深める機会にしてしまう。そんな発想の転換があっても良いではないか。むろん、罹患しないのが一番なのだが。

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