【Q】ISO14001と環境経営の関係は?
海外取引をしていますが、最近ISO14001認証の取得が取引の前提条件となるケースが多いと感じます。いわゆる環境経営との関係がよくわからないのですが……。
【A】ISO14001の認証取得は環境経営の一つです
環境経営を推進していくには
環境問題を経営の最重要課題の一つとして経営方針に取り込む企業は、年々、増加の傾向にあります。企業経営の必須条件ともいえる環境経営を進めていくには、組織体制を構築し、運営していく必要があります。環境国際規格ISO14001の認証取得は、これらの取り組みの一つとして位置づけることができます。
ISO14001の認証取得には費用や準備のための人材が必要となるので、コストアップにつながるのではないかという心配もあるでしょう。しかし、認証を取得することで、商取引の条件を満たすだけでなく、省エネ・省資源によるコスト削減、効率的な管理システムの構築、企業イメージのアップなど、やり方次第でさまざまなメリットを期待することができます。
自社に合ったシステムを構築しましょう
認証を取得するためには、「環境負荷の低減」といった改善を実施する仕組みづくりと、それを継続的に運用できるシステム(環境マネジメントシステム)の構築が必要になってきます。大切なのは、認証取得が単なる目的になってしまわないようにすることです。「とりあえず、早く、安く取得しよう」という姿勢で臨むと、結局は審査に通るためのマニュアル作りに終始してしまいます。
このような形式的な環境マネジメントシステムを構築しても、そこから生まれる経営面でのメリットは多くありません。取得の際には、システムの趣旨をよく理解し、各項目の要求事項をよく把握することが重要になってきます。自社にとって最適なシステムを構築することで、より多くのメリットをもたらすことが可能になるでしょう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「解決情報」の内容につきましては、作成時点における事実や一般的な解釈を示したものである点をご了解の上、ご活用下さい。
江口陽子(2005年9月更新)