【Q】NPO立ち上げの手順が知りたい
会社の枠を超えて、次世代の人たちの支援や地域の環境保全のためのNPO法人を経営者仲間で立ち上げたいと考えています。NPO法人立ち上げの手順を教えてください。
【A】】「NPO法人」という法人格の性質を、しっかり見極めて進める
まず「目的」と「メンバーの責任の範囲」を「具体的に」決める
NPOというと、一般的には「みんな手弁当でがんばりましょう」というノリでいいのですが、「経営者仲間で立ち上げる」となると、どうしても「本業の片手間」になり、一つ間違えるとうまく機能しない可能性すらあります
そこで、法人登記云々の前に、立ち上げるNPO法人の「目的」を、明確に定めてください。各メンバーの個々の目的と、NPOの「法人としての」目的の接点を明確に整理し、しっかりと見据えることは、非常に大切なポイントになります。
次に、「経営者仲間」であれば本業があってのNPOになりますので、各人の「責任の範囲」を明確にしておくことも必須要件です。これをクリアにすることで「つい適当にしてしまう」ことへの抑止力が働きます。
形式要件を整えて、認証を受ける地方自治体に提出
NPO法人設立のためには、株式会社とは違い、登記の前に、地方自治体に「認証」をとらないといけません。NPO法人の認証には、内閣府管轄(全国区)と、各地方自治体管轄の2種類があります。事務所(拠点)が2カ所以上、多府県にわたる場合等は内閣府管轄となります。通常は、各地方自治体管轄が一般的です。
認証には、結構細かな書類提出が求められます。あくまで「形式要件」ですから、書類上、うまくまとめれば問題はないのですが、例えば、前述の「目的」と「メンバーの責任の範囲」に整合性がなければ、自治体から厳しいチェックが入ることもあります。
実際の作業としては、地方自治体からホームページ等で書式の雛形が用意されていますので、それらに基づいて自分でつくってみると、よりNPO法人格の性質が“実践的に”理解できます。NPO法人設立に慣れている行政書士に外注することも一案です。
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経営コンサルタント 松谷葉子(2006年4月更新)