【Q】廃業の進め方は?
事業がうまくいっていない一つの会社を廃業させたいと考えています。スムーズに進める手順を教えてください。
【A】大口の債権者とよく相談することが大切です
一覧表を作成し、債務・債権の処理を進める
まず大口の債権者(銀行、取引先)に廃業したい旨を話し、よく相談することです。その上で遅くとも1年をめどにして、整理を進めていきます。債権が少なければ、時間をかけずに進めることができます。
銀行融資を受けている場合は、返済計画を立てます。次に取引先への支払いです。買掛金、支払手形の決済については、その支払期日を確認します。それと同時に、顧客にも廃業したい旨を伝え、売掛金や受取手形についても期日を確認してください。そして、それぞれ会社ごとに、期日、金額を入れた一覧表を作成します。この一覧表で管理していきます。少なくとも資金ショートしないようにします。
事業がうまくいっていなかったとしても、顧客企業は何カ所かあるはずです。仕入先よりも顧客の数のほうが多いのが一般的です。顧客企業が代替品を取り扱っている企業を探すのにも時間がかかりますので、この点も考慮して早めに伝えましょう。
財務状況も見てください。資産と負債のバランスが大切です。「資産」の売掛金が200万円なのに対し、「負債」の買掛金が1000万円あったとしたら、資本金を取り崩して減資をする必要があります。
従業員の退職金も忘れずに
最後に従業員です。従業員を解雇する際には、30日前に通知する必要があります。そして退職金を支払います。共済などで退職金の準備をしていない場合、在庫や土地・建物など資産を処分・換金する必要があります。雇用保険や社会保険などの手続きもきちんと行いましょう。
なお、債務超過で債権者の協力が得られない場合は、裁判所で手続きを行うことになります。破産手続き、あるいは特別清算手続きをとることになります。
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(2005年9月更新)