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【Q】新規研究開発での特許出願の方針をどう決める?

会社内部で新たな研究チームを作り、これまで社内で扱ったことのない空調設備の開発に乗り出そうとしています。このような新規研究開発には特許出願等が大切と聞いています。どのようなタイミングで、どのようなことを進めていけばいいのか、その方針について教えてください。


【A】先行技術調査により方向性を確認した後、一群の特許網の構築を目指す

先行技術文献はアイデアの宝庫。まずは調査による技術トレンドの解析から着手

研究開発を終えた段階で、他社がまったく同じ研究について特許出願を終えていたことを知るほど、後から困ることはありません。まずは他社がどのような研究を行っているのか特許調査を行います。

 これにより他社の関連特許の存在を知ることができるばかりか、現在の技術動向や他社の関心事項が浮き彫りになります。研究開発の前に、関連する先行技術調査を行うことが肝心です。


単発特許ではなく、一群の特許網により先端分野における拠点確保を目指す

空調設備の開発では、自社技術の中に他社にはない特に優れた技術があるはずです。研究初期はこの技術の実用化を図りますが、特許出願するのは単にその空調設備の機械に関するものだけでよいかどうかは事前に検討しておく必要があります。

 空調設備に関する機械の発明が完成した後は、そこで研究を終えることなく、さらなる改良発明や関連する発明を出願することを考えます。単発特許では他社が容易に回避可能です。一群の特許網により先端分野における拠点確保を目指します。

例えば、空調設備のコンピューターによる制御方法、保守点検方法、設置方法等、関連する発明を多数出願します。このように容易に他社の参入を許さない特許網を構築するところまでを視野に入れて、研究開発を進めていってください。

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「解決情報」の内容につきましては、作成時点における事実や一般的な解釈を示したものである点をご了解の上、ご活用下さい。


弁理士 平野泰弘(2006年10月更新)


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