【Q】有望なシルバービジネスは?
新規事業の一つとして、シルバービジネスに参入したいと考えています。今、有望と言われる事業はどんなものがあるでしょうか?
【A】「高齢者」とひとくくりにしないマーケティングと発想が重要です
「戦前生まれ」と「戦後生まれ」/「介護が必要」と「元気」
「高齢化社会」と言われて久しい現在ですが、数年でさらなる超高齢化社会を迎えます。その際、現在のシルバービジネスの延長と単純に考えるのではなく、今までとは違う市場として考えましょう。
現在の高齢者の構成比率は「戦前生まれ>戦後生まれ」ですが、それが徐々に「戦前生まれ<戦後生まれ」にシフトしていきます。また、絶対数が増加するに従い、介護が必要な高齢者も増える一方で、元気な高齢者が増えていくことでしょう。
このように、市場構成がシフトするに従い、高齢者の嗜好やお金の使い方、貯蓄の多寡も変化していくため、そのニーズの変化を的確にかつ迅速に認識し、ビジネスに反映させていくことがこれからのシルバービジネスには重要となります。
現代が抱える問題は高齢者にも当てはまる
今後の高齢化社会を視野に入れたシルバービジネスとしては、従来の「介護ビジネス」や「介護に伴う建築ビジネス」など。これらに加えて、分野を問わず新たなビジネスの切り口として注目されている「ユニバーサルデザイン」やパソコンと高齢者を結びつけた「シルバーITビジネス」などはすでに参入している企業も多く、今後も確実に伸びていく分野と言えます。
また新しい着眼点として、現代の若者を中心に増えてきている、うつ病などの心の病を扱う「シルバーメンタルヘルスビジネス」、ネットなどを利用してサークル活動をしたり、友人を開拓したりする「シニアコミュニティビジネス」など。今後、より長寿命化するであろうことを予測し、より楽しく、より長く人生を楽しむための「生活支援(生きがい)ビジネス」などが今後のシルバービジネス市場で有望視されている分野であると考えられます。
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経営コンサルタント 坂本和弘(2005年9月更新)