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【Q】社員を休職させた後、うまく復職させる方法は

精神的に不安定になった社員を休職させました。無事回復したものの、職場復帰に大きな不安を感じているようです。抵抗なく職場復帰できるような方法を教えてください。


【A】「ためし復帰」を行い、段階的に職場復帰させる

いきなり復職させるのは危険

 休職をしていた社員に、いきなり以前と同じ仕事をさせることは、本人はもちろん、職場でも大きな負担となり、双方に悪い影響を及ぼす傾向にあります。心のバランスが崩れた人が、短い期間で完全に回復することは、現実的に相当難しいと言わざるをえません。実際は、「とりあえず仕事をさせても大丈夫なくらい回復したから現場復帰させる」ということが多く、仕事をさせながら完全回復を図る場合がほとんどです。

 スムーズに職場復帰させる方法として、「ためし復帰」が考えられます。これは、まだ休職中の身ではあるけれど、仕事ができるくらいにまで回復した社員を、ためしに職場復帰させるというものです。本人の回復度合いを見るとともに、職場に与える影響や職場環境のストレッサーが改善されているかを確認するのに役に立つ手法です。ためし復帰中に、本人や周りの社員と話し合いを重ね、より負担の少ない復職法を模索してください。

 ただし、あくまで「休職中」という身分であるため、通勤時の事故やケガに対し、労災が認定されません。ためし復帰を行う前に、そのことを本人に充分確認する必要がありますので注意してください。


段階的な復帰

 職場復帰をさせる際には、なるべく本人の心の負担や不安を和らげ、再発しないようにすることが望まれます。その場合、復帰したからといって、何から何まで以前と同じ条件にするのではなく、初めは本人に希望を聞き、「本人が負担に思わない」「本人が望む」仕事を与え、段階的に仕事量や内容を元に戻していくのがいいでしょう。

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「解決情報」の内容につきましては、作成時点における事実や一般的な解釈を示したものである点をご了解の上、ご活用下さい。


経営コンサルタント 坂本和弘(2006年4月更新)


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