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解決情報 コスト削減・業務改善・事業継承・IT活用

【Q】コスト削減を社員に指示しても効果が上がらないが

小売業の社長です。販売価格の下落が激しく、無駄な経費削減に取り組む必要に迫られていますが、社員に口うるさく言っても効果がありません。有効な方法はありますか?


【A】コスト削減は、ボトムアップで推進するべき。社長が社員に指示するのは逆効果

コスト削減をボトムアップで行なう仕掛けづくりをする

 残念ながら、コスト削減ほど指示して動かないものはありません。そのため、社員にコスト削減方法を考えさせ、行動させる「仕掛けを作る」ことが大きな成功のカギとなります。

 また、社員自身に考えさせることで、社員の自立を促すことができ、現場の実態に即した業務の効率化が期待できます。例えば、6カ月間の「コストダウン大会」など、社員が率先して考えることができる仕掛けを作りましょう。社長は、一切指示してはいけません。削減できたコストに見合ったご褒美を用意しておくのみにとどめておいてください。


商品の流れ、業務の流れを整理する

 自動車業界や電機業界など、製造業では様々な手法が世の中には出回っていますが、小売業の場合にも、基本的には、この製造業のコストダウン手法がそのまま使えます。基本になるのは、次の二つの流れを整理することです。そして、流れの中のそれぞれのステップ(ある程度の業務のかたまり)に関して分析し、コスト削減できるところを探していきます。

(1)商品の流れ(仕入れてから販売し、お客様のところに渡るところまで商品別に)
(2)業務の流れ(各人、各部署の業務の流れ)

 商品の流れについては、商品ごとに、仕入れた量、販売できた量、仕入れから販売までどれだけの時間がかかっているのか(1日いくつ売れるのか、1週間でいくつ売れるのか、仕入れた商品がなくなるまでどれだけの時間がかかるのか)、というところまで分析してください。

 業務の流れについては、それぞれの業務にどれだけの時間がかかっているのか、何人でやっているのか、など、どれだけのコストがかかっているのかを計算してください。

 流れを整理するところから、分析、コスト削減策の検討、実施まで、すべて業務に携わる社員本人にさせてください。会社の規模によっては、全社員で話し合うというのも良いかもしれません。

 いずれにしても、社長が分析し指示するのではなく、現場の方々が直接分析し、目標値を設定するようにしてください。部署ごとに目標値と達成度合いを1週間ごとに測定し、社内に貼り出しておくのも効果的でしょう。

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「解決情報」の内容につきましては、作成時点における事実や一般的な解釈を示したものである点をご了解の上、ご活用下さい。


経営コンサルタント 松谷葉子(2005年9月更新)


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