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経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

一口メモ

日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2023年(令和5年)11月号

副詞の力
  • 「おおむね」「あらかた」「ある程度」「多少」「若干」「やや」「こころもち」…。これらの単語の共通点は何か。
  • 答えは、副詞。動詞や形容詞などの意味を修飾し、ニュアンスを加える役割をもつ。そのため、言語学者で国立国語研究所の石黒圭教授は、「書き手(話し手)の気持ちをもっともストレートに伝えるのが副詞」と言う。擬音語や擬態語などのオノマトペも含まれるため、日本語の副詞は種類が実に多い。それだけに、たくさんの語を把握し、適切に使い分けることは、情報を伝える上で重要な要素の一つと言える。
  • たとえば、「〇〇が壊れた」という状況説明の文脈で、どの副詞を使うか。「簡単に」「あっけなく」「バラバラに」「ガタっと」「ついに」…。イメージにぴったりと合うものを選択できれば、情報の輪郭をよりはっきりさせることができる。
  • 冒頭に並べた単語は、石黒教授曰く、「ビジネスの場面で避けたい副詞」の一例。受け手によって解釈にズレが生じ、情報が的確に伝わりにくいためだ。ただ、この特性を逆手にとって使うビジネスパーソンもいるだろう。その人は、伝えたいことを鮮明にもあいまいにもできる、副詞の力を熟知した会話上級者だ。

2023年(令和5年)10月号

国章をたどる
  • 今年に入り、インバウンド需要の高まりが著しい。訪日外国人数はコロナ禍以前の約8割まで回復し、近頃、街中でその姿を頻繁に目にするようになった。
  • 海外旅行に欠かせないのがパスポート。1920年に開かれた国際会議で、表紙中央にその国の国章を記すことが国際統一様式として採択された。実は、日本は法律で定めた国章がない世界的にも珍しい国。そのため、パスポートには、皇室の「菊の御紋」をデザイン化した紋章が代わりに用いられている。
  • 他国の国章に目を移すと、モチーフはさまざま。例えば、オーストラリアはカンガルーとエミュー、モンゴルはウマなど、国を代表する動物が描かれている。そのほか、中国は天安門、ブラジルはコーヒー、ネパールはエベレストなど、その国の歴史や風土を象徴する存在があしらわれている。一般的に国章は、シンプルなデザインのものが多い国旗よりも、その国の特徴を表す情報が多く盛り込まれている。
  • 「いつかは行ってみたい」と思う国の国章を調べ、思いを馳せてみるのはいかがだろうか。「空想の旅」といえども、意外な発見があるかもしれない。

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