SMBCコンサルティング

経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

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日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2019年(平成31年)4月号

長命寺
  • 墨田堤は江戸の頃からの桜の名所である。享保2(1717)年、「山本や」の創業者・新六が隅田川河畔にある長命寺の門前で売り始めたのが「長命寺桜もち」。正岡子規は墨田堤の風景が気に入って、「山本や」の二階に間借りして、3か月ばかり住んでいたという。
  • 現在の桜餅は大抵、桜の皮(葉)一枚だが、本来の「長命寺桜もち」は2~3枚の皮で餅を包んであって、竹の手籠に入れて花見に持ち歩いたものだったという。なかなか高級感があって、季節の食べ物として定着したのも分かる気がする。
  • 桜餅は桜の葉をいっしょに食べるべきなのか、葉を外して食べるべきなのかという議論がある。本来の「長命寺桜もち」は桜皮の包みをほどき、なかの餅を取り出して食べたものだったらしい。
  • 「ひとりの客が桜餅にかぶりつこうとしております。隣の客が、『旦那、カワむいてくった方がいいですよ』。『おう、そうかい』。客は隅田川の方を向いて食べ始めました」(「長命寺桜もち 山本や」ホームページより)。

2019年(平成31年)4月号

オシャカになる
  • 4月8日は「灌仏会(かんぶつえ)」。お釈迦様の誕生を祝う仏教行事で、一般には「花まつり」と呼ばれている。花で飾った花御堂にお釈迦様の像を安置し、香湯または甘茶を注ぐ法会である。
  • ものづくりで失敗すると「オシャカになる」と言うが、これは江戸時代の鋳物師の業界用語が語源らしい。「火が強かった」ために失敗したことを、江戸訛りで「しがつよかった」と、お釈迦様の誕生日「四月八日(しがつようか)」にかけたというのだ。失敗を笑いに変えるシャレ好きの職人がいたのだろう。
  • 実は、落語の源流には仏教説話がある。京都誓願寺の僧侶・安楽庵策伝は落とし噺の名手で、お説教にも笑いを取り入れて親しみやすく工夫した。著書『醒睡笑(せいすいしょう)』は落語の原点の一つだ。
  • 「宗論」という演目がある。宗旨の違う商家の親子の言い争いを、「どちらが負けてもお釈迦様の恥」と奉公人がとりなす。感じ入った大旦那が「お前さんも真宗(信州)かな」と問うと、「おらぁ仙台生まれだから奥州でがす」。
  • 角のたつ話も笑いがコミュニケーションの潤滑油となる。その頓智をお釈迦様も咎めはしないはず。学びたい知恵だ。

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