SMBCコンサルティング

経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

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日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2018年(平成30年)6月号

置き忘れ傘をめぐる「三方一両()
  • 梅雨の時期、電車に乗ると「本日は雨のため傘のお忘れ物が…」との車内アナウンスをよく聞く。大都市の鉄道では「ひと雨500本」と言われるほど傘の置き忘れがあるそうだ。大量の傘の管理や保管に鉄道各社は頭を悩ませている。
  • こうした置き忘れ傘の有効活用をしているのがダイドードリンコだ。鉄道会社の協力のもと、保管期間を過ぎた傘に同社のロゴを入れて自販機の側面に設置、無料で貸し出す「レンタル・アンブレラ」を始めている。2015年末、同社の地元関西で実施された試行期間の好評を得て、その後エリアを愛知、関東、函館にも拡大。自社で新規に投入する傘もあるが、現在、約6割が置き忘れ傘のリサイクルだという。
  • 鉄道会社や傘を利用する市民はもちろん、社会貢献や宣伝効果も期待できる同社にとってもメリットのある仕組みだ。「三方一両損」ならぬ、「三方一両()」。さらには、廃棄処分の憂き目を回避できる傘にとっても本望だろう。
  • 言ってみれば、置き忘れ傘は遊休資産だったのだ。未発掘の身近な遊休資産が、まだどこかに眠っているかもしれない。

2018年(平成30年)6月号

紅一点
  • 6月の蒸し暑さを感じる季節になると、鮮やかな、濃いオレンジ色の花を咲かせるのがザクロである。筆者の自宅近くの寺院にザクロの古木があり、毎年、この季節になると花が咲くのを楽しみにしている。
  • ザクロは何となく異国情緒を漂わせる樹木である。それもそのはずで、原産地は中近東の辺り。日本には平安時代に入ってきたそうだが、さぞかし珍しがられたであろう。以来、日本の民間信仰では、果実に種が多いことから、子宝に恵まれるとして縁起が良いとされたり、果肉の赤さが血の色を連想させるせいか、逆に縁起が悪いといわれたりしてきた。
  • 「紅一点」という言葉はザクロから来ている。「万緑叢中紅一点」。本来は、やや光沢のある美しい葉の茂みの中に、ポツンと鮮やかに咲くザクロの花の風情を言ったものである。
  • 「深爪を()りし(うず)きや花ざくろ」(鈴木真砂女)。ムシムシとする気候の不快感と、深爪の疼き。ふと見上げたザクロの木に、ポツンと咲くザクロの花。ザクロの花には、不快な気分を一瞬にして洗い流してくれるような鮮烈さがある。

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