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経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

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日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2019年(令和元年)6月号

極楽往生
  • 志ん生の人情噺にこんなくだりがあった──(女)「おまいさん、一緒に死んでくれるかい」。(男)「うん。この世で一緒になれねぇなら、いっそあの世に行って、ハスの葉の上で所帯を持とう」。なんだかアマゲェルみてぇな了見を起こしまして……
  • ハスは極楽浄土を象徴する花である。このハスには特異な性質がある。ハスの種の殻は非常に硬く、長期間、発芽能力を保持することができる。なんと2000年前の地層から採取されたハスの種が開花に成功した例がある。そのハスは「大賀ハス」と名付けられ、いまではあちこちの植物公園で栽培されている。
  • 岩手県平泉の中尊寺でも、800年前の種から育てたハスが栽培されている。その種が見つかったのは奥州藤原氏の最後の当主、藤原泰衡の首桶からだった。泰衡の首桶は、金色堂内の父・秀衡の棺の傍らに置かれていた。頼朝に攻められ、無惨な最期を遂げた泰衡。せめてあの世での極楽往生を願って、何者かがハスの種を首桶に収めたものらしい。
  • 縁起がいいのか、悪いのか。ご覧になりたければ、宝物館裏の谷あいの池でひっそりと咲いている。

2019年(令和元年)6月号

山開き
  • 山開きのシーズンになった。富士山ではもともと6月1日に山開きをしていたそうだが、現在は山梨県側の北口本宮冨士浅間神社が7月1日、静岡県側の富士山本宮浅間大社が7月10日に山開きを行っている。いまでは観光シーズンの到来を告げるイベントとして、ゴールデンウィークに山開きをするところも多い。
  • 東京都の品川区でも山開きが行われていると聞けば、奇異に思う人が多いだろう。品川宿本陣跡近くの品川神社には、境内に富士塚があり、浅間神社が祀られている。地元の富士講の人たちがいまも山開き行事の伝統を守っているのだという。
  • 山開きの起源については諸説あるが、かつて「霊山」といわれるところは修験者などを除き、一般人の立ち入りは禁止されていた。江戸中期になって旅行ブームが起き、霊山に登ってみたいという庶民のニーズが高まる。そこで期間を区切って一般人の入山を許可したというのがひとつの説である。本来は山の神に、一般人が山に入ることの許しを請う神事だったのである。
  • 現地での山開きが観光イベント化するなか、江戸の町に昔ながらの山開き行事が残っているというのも新鮮な驚きである。

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