SMBCコンサルティング

経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

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日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2017年(平成29年)5月号

なぜブナの森は希少なのか
  • 一面にブナの森が広がる白神山地。意外なことに、この森は完全な自然の森ではないらしい。森林生態学の専門家によると、自然の森は混交林になるのが原則で、白神山地のように単一の樹種で覆われることはないという。白神山地も、もともとはブナとヒバ(ヒノキの一種)の混交林だったものが、建築用材として有用なヒバが切り出され、ブナだけが残ったものだそうだ。
  • ブナは、漢字では「橅」と書き、「値打ちの無い木」の意味だという。そのため、日本人はブナの森を伐採し、スギなどの植林に置き換えることを営々と続けてきた。本格的なブナの森が、いまでは相当に山深くでないと見られないのは、どうやらそういう事情によるものらしい。
  • 清潔感のある灰白色の木肌。スギのように直立するのではなく、緩やかに身をくねらせながらスラリと伸びる幹。ブナの立ち姿の美しさは、しばしば女性のそれに譬(たと)えられる。
  • 5月、ブナの森は新緑の季節を迎える。残雪に映えるブナの新緑の美しさは格別だというのだが、なにぶんアクセスがあまりに悪く、気軽に見に出掛けるわけにいかないのが残念である。

2017年(平成29年)5月号

道に迷い、道を知る
  • 「道に迷うことは道を知ること」という諺がある。人に教えてもらった道を歩くだけでは道を知ったことにはならない。迷いながら、自分で道を見つけてこそ本当に道を知ったことになる、といった意味だろう。ケニアなど、サバンナの広がる東アフリカ地域で使われるスワヒリ語の諺だ。
  • サバンナの住人は目がいい。彼らは、猛獣の襲来から家畜や自らの身を守るために、遠くまで見通す視力が自然と鍛えられる。その、目の良いサバンナの人々でさえ道に迷う。
  • 「人間は、努力する限り迷うものだ」と言ったのは、ゲーテ(『ファウスト』)。ともに「迷い」が肯定的にとらえられていることに慰められる。暗中模索の苦しさも、より良い答えにたどり着くために欠かせないプロセスなのだ。
  • 「人生に迷うことは人生を知ること」「仕事に迷うことは仕事を知ること」……。達人、名人と呼ばれる人たちも皆、迷い、悩みながら成長した。道に迷ったとき、恐れずにいつもと違う方向に進んでみれば、そこには新たな気づきの糸口が待っているのかもしれない。

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