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経営実務に役立つ情報を分かりやすくまとめた小冊子や、朝礼時の挨拶や経営のヒントとなるさまざまなトピックスをコンパクトにまとめたものを発行しています。


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一口メモ

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日常の光景や歴史のエピソード、季節の話題等さまざまなトピックスを題材に、はがきサイズにまとめたものです。朝礼時の挨拶や経営のヒントとしてご利用いただけます。

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2019年(令和元年)8月号

旬の夏野菜
  • 「初ものは縁起がいい」という。なかでも初鰹、初鮭、初茄子、初茸は四大初物として江戸の人びとに好まれた。新しもの好きの江戸っ子気質を表す言葉のように思われがちだが、あながち理由はそれだけではないらしい。
  • 栄養学などのない時代、「初もの食えば七十五日寿命が延びる」ともいって、旬のものに宿る力を先人たちは経験から知っていたようだ。今なら夏野菜。ナスやキュウリ、トマト、スイカなどウリ科やナス科の夏野菜は、身体を冷やし、体調を整える効果がある。ゆえに「秋茄子は嫁に食わすな」とは、夏の食習慣を秋まで持ち越すと大事な嫁の身体を冷やしてしまっていけない、というのが本来の意味なのだそうだ。
  • 旬のものは太陽と大地の恵みを受けて味も濃く、栄養価が高い。加えて出荷量も多く安価なのもありがたい。“旬の力”というべきだろう。
  • “オーガニック”という外来語を持ち出すまでもなく、自然が生み出す“旬の力”こそ究極のオーガニックではあるまいか。「うれしさよ鬼灯(ほおずき)ほどに初茄子(はつなすび)」(涼菟)。

2019年(令和元年)8月号

一茶の夏
  • 涼風(すずかぜ)の曲がりくねって来たりけり」(小林一茶「七番日記」より/以下同じ)。季節感がなくなったといわれるが、いちばん希薄になったのは夏の風情ではなかろうか。窓を閉め切ってエアコンをつけ、外に出ると暑いからと家の中に閉じこもる。これでは風情など感じられるはずもない。
  • かつての夏の過ごし方といえば、夜になると涼を求めてよく外を出歩いた。「夕涼(ゆうすず)草臥(くたびれ)に出る上野山」。哥川豊春の錦絵に「両国夕涼之図」というものがあり、納涼舟や露店が出て、たいへんな賑わいである。上野にも不忍池があり、深い森がある。上野も相当な人出だったに違いない。
  • 「涼風に月をも添えて五文哉」。これは俳句修業のために西国を行脚し、京都で鴨川の納涼床に出掛けたときの一句。一茶の満悦顔が目に浮かぶ。
  • (うお)どもは桶とし(知)らでや夕涼(ゆうすずみ)」。言われてみれば、魚というものは人間につかまってしまっても、そのことを自覚していない風がある。夕涼みをしているのは人間か、それとも「魚ども」なのか。

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