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一口メモ

2019年(令和元年)6月号

極楽往生
  • 志ん生の人情噺にこんなくだりがあった──(女)「おまいさん、一緒に死んでくれるかい」。(男)「うん。この世で一緒になれねぇなら、いっそあの世に行って、ハスの葉の上で所帯を持とう」。なんだかアマゲェルみてぇな了見を起こしまして……
  • ハスは極楽浄土を象徴する花である。このハスには特異な性質がある。ハスの種の殻は非常に硬く、長期間、発芽能力を保持することができる。なんと2000年前の地層から採取されたハスの種が開花に成功した例がある。そのハスは「大賀ハス」と名付けられ、いまではあちこちの植物公園で栽培されている。
  • 岩手県平泉の中尊寺でも、800年前の種から育てたハスが栽培されている。その種が見つかったのは奥州藤原氏の最後の当主、藤原泰衡の首桶からだった。泰衡の首桶は、金色堂内の父・秀衡の棺の傍らに置かれていた。頼朝に攻められ、無惨な最期を遂げた泰衡。せめてあの世での極楽往生を願って、何者かがハスの種を首桶に収めたものらしい。
  • 縁起がいいのか、悪いのか。ご覧になりたければ、宝物館裏の谷あいの池でひっそりと咲いている。

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