消費低迷のなか「割・環・自・粋」型商品が健闘
東 | 西 | |||
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該当なし | 横綱 | 該当なし | ||
アミューズメントセンター | 大関 | ディスカウント型小売業 | ||
「ツインピークス」 | 関脇 | “内食”型食品 | ||
カラオケルーム | 小結 | オートキャンプ&RV | ||
フレンチカジュアル | 前頭1 | 「テスティモ・ルージュ2」 | ||
「グッドアップブラ」 | 前頭2 | 「スウォッチ」 | ||
もつ鍋 | 前頭3 | 「特盛」(牛丼) | ||
池袋東武百貨店 | 前頭4 | シングルCD | ||
低価格パソコン | 前頭5 | Jリーグ | ||
リサイクル運動 | 前頭6 | バスケットボール関連商品 |
技…技能賞 敢…敢闘賞 殊…殊勲賞 「」…商品名 『』…書籍名・作品名
戦後最悪とも言われた不況のまっただ中となった92年は、大型ヒット商品は見当たらず横綱不在の年となった。そのなかで健闘をみせたのが「割・環・自・粋(わりかんじすい)」型商品。すなわち「割」=割安感、「環」=環境への配慮、「自」=自分らしさ、「粋」=気取らない本物の良さを訴えた商品であった。基本性能、基本的ニーズを重視する傾向、あるいは手軽さ、気楽さを求める傾向が強まり、いたずらに豪華さを求めたり、うわついた消費は影を潜めた。
東の大関は手軽なレジャーが楽しめる都市型のアミューズメントセンター、西の大関はディスカウント型小売業だった。
本表は相撲の番付の形式を採用しているため、「東」と「西」に別れていますが、選ばれた商品と地理的な東西の関係はいっさいありません。対象となる商品は、個別の商品だけでなく一定のカテゴリーの商品群や人物・社会現象などを含みます。番付の順位は、出荷台数・売上高等の実績だけでなく、その商品がマーケットに与えた意義やインパクト・今後の成長性などを総合的に判断して決定しました。
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