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一口メモ

2024年(令和6年)1月号

食卓の“生き字引き”
  • おせち料理や餅にも飽き、そろそろ日常の食事が恋しくなる頃かもしれない。昨年、NHKの番組「きょうの料理」が、「テレビ料理番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定された。認定の対象は、1957年の放送開始から2022年までの65年間。放送回数は約1万5,500回を数え、約4万6,600ものレシピを紹介してきた。その歴史はまさに、食卓の“生き字引き”だ。
  • 放送開始当時は日本人の4人に1人が栄養失調だった時代。初回放送は、栄養士が栄養バランスの良い食事のとり方を解説し、初めてのレシピ紹介はその翌日だった。人々の洋食への憧れを反映してか、「牡蠣のカレーライス」だったという。
  • なじみのテーマ曲が放送開始時から変わらない一方、時とともに変わったものもある。核家族化が進み、材料表示は5人分から4人分に減り、現在は2人分に。当初は手の込んだ本格的なレシピ紹介が中心だったが、共働き家庭の増加を受け、調理家電の活用法や時短料理、「男の料理」などの特集も増えた。
  • 近年は「SNS映え」を意識したレシピ紹介も。家庭料理から透けて見える時代の変化や世の中の潮流も、この番組を楽しむスパイスなのかもしれない。

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