2024年(令和6年)2月号
咳をしても…
- 「咳をしてもひとり」。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていた一昨年秋、コロナに罹患した友人からこんなメッセージが届いた。尾崎
放哉 の代表的な自由律俳句を引用し、心細い心境を吐露していた。 - 間もなく友人の奥さんも感染。二人で隔離生活を余儀なくされた一方、共働きで落ち着いた時間を過ごせていなかった夫婦にとっては、自分たちの生き方を見つめ直す良い機会になったらしい。「咳をしてもふたり」と、その後の様子を伝えてきた。
- さて、今冬は全国的にインフルエンザが流行。コロナ禍で感染症対策が徹底され、ここ数年インフルエンザの感染者数が激減したことで、抗体が確立されていない人が多いのが原因の一つに挙げられている。特に家族内感染が増えており、一人の感染を機に、「一家全員罹患」というケースも多いという。
- コロナでもインフルエンザでも療養期間はつらく、心細い。その時、「咳をしてもさんにん」「咳をしてもよにん」…と、逆に家族の絆を深める機会にしてしまう。そんな発想の転換があっても良いではないか。むろん、罹患しないのが一番なのだが。
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